三回の流産と不育症……そして、カードゲーム①

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この日は車で来ていたから余計に気が緩んだのでしょう。 車に乗ると同時にまた涙が止まらなくてなって、私は暫く泣き続けました。 でも、せっかく友達と会えたサイ君を一緒に帰らせてしまったという罪悪感もあって……。 「ごめんね。私暫くは人の幸せを喜べないかも知れん……」 と言いました。 だから、暫く私は友達付き合いは遠慮する、と言うつもりで……。←私が居たらサイ君楽しめないと思ったから。 けれど、その時にサイ君が衝撃の一言。 「なに?まだ引きずってるの?」 …… …………は? ブチ切れました。 車内で初めて泣きながら叫びました。 「思い出したくなくても勝手に(想いが)溢れて来ちゃうんだからしょうがないじゃんッ!! 私だって思いたくないよッ……!!でも、勝手に心が”嫌だ”って感じたんだからしょうがないじゃんッ!!」 って……。 そこから想いが止まらなくて……。 「じゃあもういい!離婚しよ! 私はこれからもこんな風に迷惑かけちゃうかも知れない……。それが面倒ならもういいよッ!!」 って……。 今思うと、すごい事言ったわ(^◇^;)←本当に今だから笑えますが、この時は真剣でした(笑) この先一緒に考えや気持ちに寄り添ってもらえないなら、もう一緒に居られない、と思ってしまったんですよね。 彼にそれを強制したくはないですし、強制するものでもないと思うし……。 私の中で夫婦とか結婚は、幸せな事はもちろん、大変な事や嫌な事を共感する、一緒に背負うものだと思うから。 それが出来ない相手ならば、私達は合わなかった、という事なんだと……。 でも、そんな私の気持ちを変えたのはこの後のサイ君の素敵な言葉。 「リサがそんな気持ちでいたなんて気付かなかった、ごめんね。 ダメだな、思いやりが欠けてたね。リサはいつも笑顔で居てくれるから、平気なのかと思ってたから……」 私の話を全部聞いた後に、サイ君はそう言ってくれました。 そして私も気付きました。 私はこんなに本音をぶち撒けた事、今までなかったなぁ、って。 そりゃサイ君が気付かないハズです。 私は、サイ君に赤ちゃんの事(本音)をずっと言わなかったんですから……。 赤ちゃんがほしい。 産みたかった、悲しかった、辛かった……。 いつもよそ事や笑顔で隠して、平気なフリを続けていたのですから……。 私だって、きっと逆の立場なら気付けないよ。 あ、ちなみにサイ君の「まだ引きずってるの?」は、「あんまり考えすぎちゃいかんよ?」的な慰めの意味だったらしいです(^◇^;) 私はあの時、「いつまでグチグチしてんだよー」みたいに捉えてしまって、ついカッとなってしまったんですよ。……ね。 気持ちに余裕がないと、人間こうなってしまうんですね。怖いです(^◇^;)
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