三回の流産と不育症……そして、カードゲーム②

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さてさて、スターターデッキを買ってみたもののカードゲームなんて初めてやる私は珍紛漢紛(ちんぷんかんぷん)でした(^◇^;) 他のカードゲームをやっていたサイ君が説明書を読みながら説明してくれましたが、流れは分かってもカード一枚一枚書いてある効果やらが意味不明。 ハッキリ言ってお手上げでした(笑) このままだったら、私はおそらくただのカードコレクターとなっていた事でしょう。 サイファのカードはイラストがとても綺麗で、懐かしのキャラ達が美しく描かれているカードを見て、集めるだけでも楽しかったので(^^) しかし、そんな私がショップ対戦出て、強くなりたい!自分で強いデッキを組みたい!と思うようになったのはある二人の人物に出会ったからです。 一人目はかつてサイファで全国一位になった事があるKさんとの出会い。 私がKさんの存在を知る事となったのは、サイファの流れを覚える為にサイ君が観せてくれた一本の動画でした。 サイファのルールを簡単に説明すると、五つのオーブがいわゆる主人公のHPとなっており、それが無くなると負け。 つまり、主人公が5回攻撃を受けて全てオーブを削られ、最後にトドメの一撃を受けたら負け、と言う事になります。 初心者だった私は 「じゃあ早く主人公を殴ってオーブ削っちゃえばいいじゃん!」 と、ひたすら主人公をボカボカ殴る単純な頭しかありませんでした(^◇^;) けれど、そのKさんの動画で戦い方を見てビックリ。 試合の序盤、Kさんは全く相手の主人公を攻撃しないで、逆に相手側に自分のオーブを削らせているのです。 後に知る「待ちスタイル」です。 自分の手札が揃い、万全に戦える状態まで待って待って待ち続け、相手の手札が少なくなった後半に一気に攻める戦法。 動画の序盤から半ばまでを観れば、まさかKさんが勝つとは思いませんでした。 しかし、準備が整ったKさんが攻め始めると戦況は一気に傾き始め……。なんと、勝ったのはKさん。 すごいっーーー!! そのあまりにも素晴らしい勝ち方に、「すごい!こんな風に戦えるんだね!」って、サイ君に興奮気味で言ったのを今でも覚えています(^^) あれは本当にカッコ良く見えて鳥肌が立ちました。 その日からKさんは、私の憧れのサイファプレイヤーさんになりました(o^^o)
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