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エンドレス・ゲーム
智成たちが無事合流を果たすと、タブレットから音声が流れてきた。
『皆様、お疲れ様です。当ゲームは遊びではなく業務の一環として運営しておりますので、次の指令は明日の朝十時とさせていただきます。指令の出る十一時から十四時は必ず出席していただきますが、それ以外の時間はフレックスタイムとさせていただいております。時間外に狩りをされるのは自由ですが、くれぐれも一日八時間以上の参加はなされぬようご注意願います』
「なにが業務だ。なめてんのか」
村雨の怒りは当然の事だ。そもそもこれは仕事として招集されたわけではないのだから。
「そもそも、ターゲットを全員殺したら、本当に解放されんのか?」
卓也のその疑問ももっともの事だった。
「でも、今は殺るしかないでしょう。ここから逃げ出すのは不可能でしょうから」
修三はあきらめたようにつぶやいた。
「でも今日はもうやめませんか。流石に疲れました。こんなに一日が長いと感じたことはないですし、一度リセットしましょう」
智成はそう提案した。一刻も早く終わらせたいという想いは皆にあったのだが、百一人という途方もない数字を見ただけで、一気に疲れが押し寄せてしまっていたのだ。
途中でターゲットに遭遇してしまったら、その時は狩るという事で意見を一致させて、智成たちは宿泊施設のある東棟へと向かった。
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