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強引な勧誘
「で?言い訳はあるのか?」
「ひっ、す、すみません委員長!しかしその、E組は…。」
「ん?なんだ?言いたいことがあるなら早く言った方がいい。俺は結構短期だからな。」
「っ、ぅ、す、すみませんでしたっ!!!」
「それは何に対しての謝罪だ?意味の無い謝罪なら貰ったところでなんの意味もない。そもそも、それは俺に言うべきことなのか?」
「うぅ、、」
「それにな、お前、」
「綾斗、此処で怒ったって仕方ないでしょ?だからほら、一旦落ち着いて。」
ポンっと浅桜から肩を叩かれて、俺はまだ言いそうだった言葉を飲み込んだ。
あの後、風紀に戻って直ぐに調査してみたのだが、その結果はなかなかショックな物だった。
まず、E組への態度だが、何と風紀という名のもとに理不尽な態度をとっていた大馬鹿者が浮上してきた。今までバレていなかったのは、ソイツが標的をE組のみに絞っていたからだ。
E組とほかのクラスの交流は殆どない。だから情報も漏れずに大丈夫だと思ったのだろう。馬鹿か。
その他、E組のことに関する情報も聞いたのだが、こっちは驚くほど偏見が多かった。
『〜〜だそうですよ。』だの、『〜〜だろうって言われてます。』だの。そうだと考え至った証拠を教えてくれるか?と聞くと、大抵居心地の悪そうに黙り、そしてその辺で話していた人の話をそうだと思っていたと話すのだ。
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