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1.店員になってわかる苦労
90年代が始まった頃といえば、平成も始まった頃で。
幼い頃から叔父に連れられて、たまに行ったパチンコ店のイメージが、やがて社会人になった自分の娯楽の一部ともなっていたわけで・・・
昨今の事情では、子供を連れての入店はできない方向に変わってるけど・・
ちょうど社会人になった頃に電車通勤になった俺は電車に乗る前に駅近くのパチンコ店で時間を潰して帰るのが日常になってた。
その頃のパチンコ店のイメージと言えば・・店員が立ったままでタバコを吸いながら通路あたりを見張ってるような感じで・・
男性はパンチパーマ、女性はソバージュ。
決してガラのいい感じを受けることもなく、店内はタバコの煙で煙ってるようなのが当たり前だった。
機種と言えば、ちょうど三共の「マジックカーペット」の稼働が本格的になってた頃、もしくは会社の同僚がハマってた奥村遊機の「ドリームX」あたりが人気の頃だったように思う。
この年代だと羽根もの、セブン機、権利者・・果ては一発台と言われるような機種もあって、遊ぶ側もちゃんとわかって打たないと思わぬ出費を強いられることが多かったように思う。
とは言え、週に2,3回は通ってる自分としては、そこそこ機種の情報は把握していたように思う。
これがそもそものベースにあって・・・
90年代後半。
最初の会社を数年勤務後、人間関係の問題で退職してから、水商売の世界に飛び込んだり、フリーターでレジ打ちや警備員をやった後のこと。
世間では「SOHO」と言われる形態での仕事が流行り始めていて。
元々パソコンの知識は親父の影響で、子供の頃からそこそこあったので、独学でHTMLとPerlを勉強し、ホームぺージのデザインや広告のデザインを自営で受注するような生活を始めていた。
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