〜2〜計画再始動

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まずはそう、誰がターゲットかはっきりさせないと。 私らの言う、って言うのは、時に変わる。 最初は、永遠崎。次に、???。最後は、もちろん、メンバー。 大切な人けど、そんな日々はとっくの昔に過ぎたんや。 もう知らへんよ。なんか。 「さあ、どうする、流来?」 「手数はいっぱい残ってる。なんでもできるよ?」 郁人のいう手数ってのは、私が動ける回数。 流石に無理のしすぎで、体にもガタが来始めてる。 いつ限界が来てもおかしくない状況や。 「そうやね、まずは同じ目に合わせる?」 「永遠崎の大切な人でも、、ん?」 「ちょっと待って、郁人」 「ん?どうしたの?」 たった今、決定的な証拠が崩れた。 それは、永遠崎が犯人と言う証拠のこと。 もちろん、利害関係においては、私を殺すことはあり得る。 でも、実際の話、妹が殺されている、、 じゃあ、なんで、、? 「多分、永遠崎さん、犯人じゃない」 「現に、李愛が殺されてるもん」 思い当たる節は一つだけ。 「ってこと。」 「それだけしか、あの人が動く理由がない」 「あの人は、自分の野心のために動く人じゃないと思ってる」 実際、そうだと仮定した場合、大体の検討がつく。 ……そうだと仮定した場合の話やけど。 「なら一体、誰が指示してんの?」 「それさえわかったら動けるよ?」 「確信したわけじゃないけど、大体は」 プルルル… 「ん?電話?」 「あ、私や、ちょっと待ってな?」 その電話で、私らの人生が変わるなんて思いもせえへんかった。 ………この時は。
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