ファミレス2

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ファミレス2

ファミレスで時間を潰すbとW。Wは自分の好きな人がいた話を始めるのだった。 b君『へぇ?今なんて言ったんだ(放心顔)』 Wさん『bがちょっといいかなと思っていた時の話』 b君『俺の前で言って大丈夫か?なんというかその???』 Wさん『もう過去の話だよ。それに私は知っているよ。bが私に恋心を抱いていたこと。』 b君『(絶句)・・・・なんで知ってるの?』 Wさん『友達が教えてくれたわけじゃないけど適度に話を聞いてくれたり、買い物に付き合ったり、私に対して何かあるなと思った。』 b君『すげーな。女子の勘はすごい』 Wさん『バレバレだったよ。バレバレ。』 b君『俺は隠していたつもりだったけど』 Wさん『男子は隠している素振りが見えやすいんだよ。女子には見え見え。』 b君『知らなかった。参考にするよ。(アイスココアを飲む。)その話の続きをお願い』 Wさん『中学一年の頃だった。私が入学していた頃隣の席がbだ。初恋だった。初恋。』 b君『ジーーー(あたふた顔)』 Wさん『隣の席で同じ班だったしそれにうちの母親とWの母親が同じ高校のクラスメイトだったからこれは運命だなと当時は思っていた。』 b君『聞いた時はびっくりしたよ。母さんの高校のクラスメイトがWの母親とは偶然じゃないかと思った。』 Wさん『けどbには悪いけど、だんだん付き合っていく中で私の中で一つの結論が出た。友達だったら楽しいけど、恋人同士だようまくいかないなと』 b君『どういうこと???(困り顔)』 Wさん『私とbは波長が合いすぎる。つまり似たもの同士だよ。聞き役だし、どこか冷めているし』 b君『・・・わかる。俺とWはあまりにも似ている』 Wさん『うん似ている。すごく似ている。だから友達だったらすごく馬が合う。だけど恋人同士だとどこか落ち着かない。』 b君『俺付き合ったことがないからわからないなその感覚?』 Wさん『私もない。ただの想像だよ。』 b君『実は、俺もWのことを意識したのが入学した直後だよ。俺も母さんのことを聞いて運命だなと思ったけどな。』 Wさん『そうか私たち漫画の世界で言えばすごく胸がキュンとなる立場だったんだな。』 b君『・・・・・・』 Wさん『・・・・・・』 b君『あのさ一度確認していい?』 Wさん『いいよ。』 b君『もしここで付き合ってくださいと俺が告白したらどうする?』 Wさん『私も確認。もし私がbに付き合わないと伝えたらどう答える。』 b君『・・・・・・』 Wさん『・・・・・・』 b君『どっから伝える?』 Wさん『私は2人同時がいいな』 b君『ふーー。じゃあいくよ。』 Wさん『ふっ。いいよ』 b君・Wさん『ごめんなさい』 b君『重なった!』 Wさん『シンクロした!やっぱりそうだよね。私たち友達のままがちょうどいいよね』 b君『だな。俺もそう思う。』 Wさん『(スマホを取り出し見る)3時40分。早いけど夕食注文しよう。』 b君『俺ちょっとトイレ行く。』 Wさん『いってらっしゃい』 b君は男子トイレに向かって、個室に入った便座にすわり溜息をつく。 b君『Wさんはやっぱり破天荒だな。見た目は大人しいけど、何を言い出すかわからないな。』 b君は息を吐いた。 b君『Wさんとは友達のままがいいな。これからも』
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