4人が本棚に入れています
本棚に追加
梅の花もぼちぼち綻び始める二月……そう二月。 二月にはとあるものが待ち構えている訳で……こんなことを頭ガチガチの幼馴染みに告げたら、十中八九『あ、学年末テストがあるよな、嫌だけど頑張ろうぜ』と素で返すだろう。
関西の方が犬のチャウチャウを見てチャウチャウかどうかを確かめあってるくらい、『チャウチャウちゃうんちゃう?』『ちゃうちゃう、ちゃうって、チャウチャウやって!』ってくらいに……声を大にして言いたい、違う!のだ。
お向かいさんである幼馴染みの彼と彼氏彼女の関係になって、早一年である、アニバーサリーなのである。 なにかこう……なんていいますか、こう……そう、変化が欲しいというか、ハッとしてグッときてが欲しいというか。
ここ一年で、勿論自分たちの関係は変化しているし、何度かハッともグッともきているけれど。
女の子が女の子オーラを全開しても許されて、『少年よ、恋する女の子を受け入れるべし!』と無言の圧力が全国的に認められるのが、そうバレンタインというものではないだろうか……!
しかし、ここで問題にぶち当たる。 女の子がときめくバレンタインというのは、女の子がつくるものではなく、相手ありきなのだ。 相手がときめかせてくれてナンボなのだ。
つまり、『少年よ、恋する女の子のためにひと肌もふた肌も脱ぐべし!』と言い換えてもらいたい。
受け身なのではない、素敵なバレンタインの定義を述べているだけだ、と断言する……!(熱弁)
最初のコメントを投稿しよう!