もう一人の復讐者

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今、私がこの四人でハンバーガーを食べているのは。 うちは昔両親が離婚していて、母親が一人で私達を育ててくれていて。 母親は、今日も朝から仕事。 私と姉に、今日のお昼は勝手に何かを買って食べていてと、朝、お金を置いて出て行った。 そして、姉は、お昼は彼氏の篤さんと食べに行くと言って、私も誘われ。 で、姉と二人待ち合わせのファストフード店へと来たら、篤さんだけじゃなく斗希さんも居たって感じ。 密かに斗希さんに憧れていた私は、 なんてラッキーなんだと、思った。 「けど、お前ら姉妹本当そっくりだよな。 こんだけ似てたら、妹の方とヤッても、俺、お前じゃねぇって気づかないかも」 そう、篤さんは相変わらず姉と私を見比べていて。 「は?あんたバカじゃないの?」 姉も、怒りながらもどこか楽しそうで。 その言葉で、この二人はそういう事しているんだ、と思った。 ってか、姉は篤さんの前に付き合っていた年上の彼氏が、初体験で、 そんな話を、姉本人から聞いた。 姉は、そうやって不良の篤さんと付き合うように、 姉自身もちょと不良で。 私とは、違う。 私は勉強は出来ないから優等生ってわけでもなくて。 目の前の、言動が派手で目立つこの人達とは違うし、 隣の斗希さんのように、何もしなくても目立つこの人とも違う。
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