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忘れてた
そして、勘解由小路はいつものように、三つ子をあやしていた。
「そうれまただうはははは!ローリング三つ子だお前達は!」
三つ子達はきゃあきゃあ言っていて、真琴は真琴でいつものようにママ乳を絞ってから、仙桃を剥いて、ジュースを絞り出していた。
「可愛いなあお前達は!どうだー?これが天主閣だぞー?マコマコ、座敷牢に放り込んだあいつ等は?」
「大層お怒りです。牢を破るのは時間の問題ではないかと」
「そうかそうか。まあ、ヘイデンがあいつ等に気付くといいがなあ。まあ仕方ない。作っちゃった以上、ここにいないとなあ。三つ子が寝たら続きだマコマコ♡」
「はい♡8人目をお待ちしていましゅ♡」
マコマコは目が♡になっていた。
その時、ヘイデン・クリストファーは、それを思い出して叫んだ。
「ああああ!忘れてた!越中奪還しないと!みんなあ!武器持って集合!」
絶対に勝てないよなあ。あの大軍勢には。
「私なら、何かしてくるまで放っとくけどね。侵略の意図のない侵攻なんか、無視すればいいのにね?」
ああ!そうか。
「ねえ姫、うちの軍師やってくれない?」
ヘイデンは、間抜けな顔をして言った。
要するに、勘解由小路はフェアリー・ランドに空中城という別荘を建てた。
それだけの話だった。
了
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