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「…それではまた、何かあれば呼んでください。」
瞳は聡の点滴を交換などを終えて部屋を出ようとする。
「…瞳ちゃん?」
「はい?」
聡の言葉には目を合わせずに返事をした。
「…いや…なんでもない。」
聡は顔を押さえたままベッドに横たわった。
「…この間来ていたのは彼女さんですか?」
「…あぁ、そうだけど…。」
「そうですか。」
瞳は淡々と会話をしながら荷物をまとめて部屋を出ていった。
カルテや資料をまとめて、診断書を纏めているフォルダに。そしてシフトを確認しながらメモを見る。
「…お疲れ様、瞳ちゃん。」
「小山田さん、では明日よろしくおねがいします。」
「OK!しっかり休んで頂戴!」
瞳は今度に休みを入れていた。それまでの引き継ぎや仕事は相変わらず完璧だ。
そして瞳は着替えを。そのロッカーには瞳が取った水が。そこの水は変色仕出している。そこに通りかかった美波。
「!?…瞳さん?その水?」
瞳はロッカーを閉めて一言。
「何か?」
そのまま瞳は部屋を去っていく。そしてその後ろ姿美波の視線が追いかけていく。
「…あの水…腐ってる…わよね?」
美波は首を傾げた。
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