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「しっかし、ここのポテトは本当に不味いな。スポンサー様の提供した粗悪品を、へこへこしながら買う腰抜けがいけねーんだよな」
はいはい、僕のせいですよとパウロが思いながら床掃除をしていると、ゴメスは言った。
「前ギルド長のバカがよ!」
どっと隊員たちが笑うなか、パウロの額には青筋が立った。
「仕事先が無いと泣きついていたクセに、よくそういうことが言えますね!」
隊員たちは騒然とした。
今までどんなパワーハラスメントをされても従順だったパウロが、急に反抗したのだから当然だろう。
ゴメスは真っ赤な顔をして掴みかかると、怒鳴り散らした。
「このクソガキ…もういっぺん言ってみやがれ!」
「貴方がずっと二軍だったのもわかる気がしますよ。強い人の前ではヘコヘコしているくせに…心の中には全く敬意がない。それがカリウスさんに見透かされていたんだ!」
「て、て、てめえ…今日限りで除名だぁっ!」
その言葉にパウロは驚いた。パーティーメンバーを解雇できる権限を持つのはチームリーダーだけである。
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