変身待ってます

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 銃声が鳴り響いたのはその時だった。  箱崎が変身する間際、銃弾が放たれ、ヒーローの眉間を貫いた。 「やっと変身してくれたか。上手く始末したな」  ドスの利いた声を発したのは、今の今まで服を剥かれていた佐々木由紀である。 「へへっ、どつも。迫真の演技でしたぜ、姐御!」 「変身するヒーローがいるとは半信半疑だったが本物とはな……」 「ヒーローがいなくなればこの国は我らのものだ!」  佐々木由紀とその仲間の高笑いがクラス中に響いた。
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