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王都
魔王軍が去って1ヶ月。
グロムは王都パルティアの国王よりに招集命令が下され、まさに今謁見を行っているところである。
「よく来た勇者グロムよ。ワシはパルティア国王ヒリリック・パー・グラトンだ。本日はお主に良い話をしようと思い招いた。楽にして良いぞ。」
グロムは膝をつき頭を下げていたが、スっと立ち上がった。
「本日は何用で私をお招きされたのか、お話を詳しくお聞かせ下さい。」
「お主勇者となったのであろう?それならば魔王軍討伐の手助けをさせてもらおうと思い、勇者の仲間を募った。良かったら連れて行け。」
長い髭を触りながら国王がそう言った。
「なるほど…。仲間…ですか。確かにこの1ヶ月間町の復興で仲間集めまで気が回りませんでした。大変ありがたく頂戴します。」
再びグロムは頭を下げた。
国王がにこやかに笑うと入れという指示を近くに居た王直属の近衛兵に指示をした。
大きな扉が開き、3人の勇者の仲間となる人物が入ってきた。
ん?明らかに一人オーラが違う人がいるぞ?
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