アナタへ………。

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アナタへ………。

確かに、辛い時って、誰にでもあるものなのかも知れないわよねぇ。 冬と言う季節は寒いかも知れない。冬に吹く風は冷たい感じがする。でも、人間社会に吹く風が、更に冷たく感じてしまうのは、ワタシひとりなのかしら? 世間では、悲しい事件や事故の類のニュースで賑わってるし、街の中を歩いてみても、誰もが他人同士、シカトし合って、通り過ぎて行く。まるで、誰もが存在していないかの様に思ってしまいそう。でも、ひょっとして、ひょっとすると、存在していないのは、ワタシ自身の方なのかしら? 何だか心の内が寂しくなっちゃう。 でも、だからこそ、人は寂しくなると、思わず空を見上げてしまうのかしら?空に浮かぶのは雲だけど、雲の向こうには、何時でも太陽が輝いてる。雨の日も風の日も、太陽は何時も輝いていて、誰かの冷めてしまった心を温めてくれてる。それが、ホントの人の心と言うモノなのかも。人の心を持ち合わせてる存在が天使の筈だし、其処のアナタの持つ意識も太陽の向こう側から訪れた筈。 もし、其処のアナタの隣で誰かが涙を流してる時には伝えて欲しい事があるの。例え、今が辛くても、この青空の下で誰かの笑顔と繋がってる筈だからって………。 ワタシも、何時の日にか、彼と笑顔で再会する為に生き続ける事をお友達とも約束したから、其処のアナタも辛い時こそラフな心を忘れずに、無理だけはしないでね笑。 守護天使ラファエルからの神託でした。                 《 完 》
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