彼女

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今日は彼女と付き合って3ヶ月記念日! 前から欲しいって言ってたバックを買ってあげたら彼女が嬉しそうにしていて僕も嬉しくなった。    「せっかく欲しがってたバックあげたから一緒に遊びに行かない?記念日だし遊園地なんてどうかな?しばらく一緒に行ってないよね」  と言ったら彼女は笑顔でこちらを見ている。彼女はいつも遠慮がちでなかなか自分の気持ちを口に出すことがない。謙虚で良い人と感じることが多いのだがやっぱり好きな人の我儘を聞いてあげたい自分もいる。 「今日は3ヶ月記念日だからなんでも言うことを聞いてあげるよ!」 と提案してみたがやっぱり彼女は少し困った顔をしてしまった。自分の言葉で困らせてしまったのは申し訳ない。罪悪感を感じて少し落ち込んでしまった。  しかし今日は3ヶ月記念日。何があっても明るくいようと決めたのだからその通りにしよう!だから彼女がどんな反応でも気にしない。  結局2人で遊園地に行くことになった。 僕は持ってる服の中で1番上等なものを着ていくつもりだ。僕と一緒に歩く彼女に恥をかかせることはできないからね。彼女もしっかりとメイクをして、おしゃれをしてくれている。普段は容姿を気にしない人がメイクをしてるところを見ると魅力的に感じる。  遊園地に着いてからは楽しいことがいっぱいだった。  ティーカップでは僕が激しく回しすぎて君の首が揺れてて大笑いしたね。メリーゴーラウンドではお姫様が乗るようなやつに君を乗せてあげると少し恥ずかしそうだったけどそれ以上に嬉しそうだった。ジェットコースターでは君の髪が乱れて整えるのが大変だったよ。    こんなに楽しい気持ちになったのはいつぶりかなぁ 君と付き合った3ヶ月前はあんなに楽しかったのに最近はあんまり言葉を交わさなくなってしまったよね。  でも君は外よりも涼しい所の方が好きみたいだからなかなか外に連れ出せなくて、遊ぶ機会がなかったよね。  今日の夜は久しぶりに一緒に寝ようか。なんて恥ずかしくて言えないけどそれっぽい雰囲気にしたら君は顔を赤くしながらも静かにうなづいてくれた。  恥ずかしいから電気を消して。と言いたげな表情を見るといじめたくなっちゃう。でもここで我慢できなかったら君に嫌われちゃうかもしれないからちゃんと電気は消します笑  暗闇の中一緒の布団に入ると君の一糸纏わぬ裸体がすぐそこにあってとても興奮した。君の冷たい体と僕の温かい体のコントラストがとても良い。    だけど僕たちはもう終わりみたいだ。 君の体に触れた時に気づいちゃったんだ。 君はもう腐ってしまっているんだね。  前の彼女も3ヶ月くらい経ったら腐っちゃったから今回は保存をしっかりしたのに。  君を失った僕はこれからどうすればいいんだ。  新しい彼女を作りに行こう。    
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