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體ひとつ
この絵は夕凪さんhttps://estar.jp/users/148902119の短編集(紙本です。完売されてます)の表紙として描かせていただきました。
夕凪さんの作品で初めて拝読したのは「秘書室には窓がない」(現在はKindleで刊行)でした。「秘書室」…この3文字に惹かれて読み始め、あっという間に虜になったのがつい昨日のことのようです。
その時はまさか夕凪さんの作品の表紙を描かせていただくことになろうとは…(昨日と同じこと言ってる)。
当時は全く絵を描いていなかったので、ほんとに夢にも思わなかったのです。
長いブランクを経てまた絵を描き始めた話は次のページで書こうかな。
表紙を描くときは作品を読んでから、作者さんからキャラクターに関する情報をいただき、ご希望の構図などをお尋ねしてとりかかります。
でも、この體ひとつの表紙については短編集の表紙ということもあって、かなり好き勝手に描かせていただきました。
夕凪さんからのリクエストは確か耽美系で骨とか蝶とかを、ということでした。
まず骨の画像や写真で良さげなのはないかを探しました(描けないものは素材にすぐ頼る)。蝶ももちろん素材写真です。からだの中の薔薇は自分で撮った写真。
全てを自分で描くか、自分で撮った写真を元にするのがよいだろうとは思いますが、せっかくデジタルで描くので、頼れるところは人様に頼ろうというのが私の考えです。
ちょっとでも楽したいし、それで求めるイメージに近づければいいんじゃないかと。
ただ、信頼できるところから写真等いただくように気をつけています。
当初、ゴテゴテのゴシック系をイメージしていたものの、結局はいつもの淡い色合いに落ち着いてしまいました。
でも蝶々や薔薇の色がハッキリしてこれはこれでよかったかなと思います。
毎回そうなのですが、ひとりで描く創作絵と表紙絵とでは作者さんのご意見やアイデアをいただく分、表紙絵の方がよい出来になるような気がします。描いてる過程で客観的な目が入るというのも大事な点かもしれませんね。
おっと、またダラダラ書いちゃいました。
今日はここまで。
読んでくださって、ありがとうございました。
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