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幸せ
お互いに目覚めたのは お昼前だった
若葉は和樹の顔を見ることができなかった
両手で顔を被った
ふと 思い出したように声を上げた
「あぁぁ~ 会社…遅刻だぁ…どうしよう~」若葉は取り乱している
「今日は休みにしよう!」和樹は慌てる事もなく冷静だ!
「そんな …今からでも…」ベッドから
起き上がれない
身体中だるく足に力が入らない
若葉は隣で笑っている和樹を睨んで言った
「和樹…激しすぎ…仕事ってわかっているのに…」
… …
「ええっ!俺が悪いの?若葉だって
俺を煽って求めてきたのに…」彼は笑っていた
…
そうだった…求めてしまっていた
顔が熱くなった
和樹は腰をささえながら、ベッドから
降りて携帯を取りに行き会社に電話をしていた
「若葉、 会社には休むと連絡したからね
ゆっくり休んで!」と言いながら
彼はシャワーを浴びに行った
若葉は 昨夜の事を思い出し
幸せ過ぎて顔が緩んでいた…
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