あの日から

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あの日から

キキキキィィィーー!!!!ッ ドドドドッォォー一ッ!!!ドォォッン‼︎ 私は…事故をした。そして………死んだ…。 …………。…………。 「おいっ!起きろよ!めんどくセーな」 ……誰かが何言っている? その声が少しずつはっきりと聞こえてきた。 私を揺するの…は…だれ?身体…痛いんだけど…。 しぶしぶゆっくり眼をあけた。 目の前には…口には長い八重歯?頭にはツノ? 顔は…。髪は長がくて…イケメン。 鬼?!? あー違うな。 ………??仮装大会か〜。 …私は夢を見ているんだ…。たしかに事故をした。彼氏に振られ…。 死ぬ前に…仮装大会の夢でもみてるのかな? どうでも良いけど…。頭…いたっい。 このまま…寝かせてよね…。 私は眠気が酷くて、また、眠りについた。 「だから!起きろよ!お前のせいで 俺は叩き起こされて…来てやってんだぞ!」 …私のせいで??意味不明〜。 鬼か、人間か知らないけど…私は呼んでませんから…。 「チェッ。お前さ…このまま死にたいの?」 …死にたくは…ない。 慌てて目を開けて、鬼の仮装している人の方を眺めてニコリッと笑ってみせた。 鬼さんは、怒って腕組みをしている。 お構い無しに笑顔で、 「こんにちは。鬼さん」 チラリとこちらを向いた鬼さんは、 「はっ〜」 ため息をついて私を眺めた。
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