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「俺は…感情など無い。なのに何故か
お前が気になって仕方なくなっていた。
食べる為に…傍にいるんじゃない。
守りたい為に…傍にいてるんだとな。
満月の夜に、俺のパワーはみなぎる。
あの夜は…満月だった。
お前は…熱を出して一人寝込んでいた。
お母さん、お母さんってな。
誰も来たりしないのにな。。
俺は、お前を抱き上げて小さな身体は
もう…命がつきそうだった。
俺は、生まれて初めて…胸に何か刺された痛みが走った。
するとな、俺の頬に何か流れてきやがった。
人間でゆう涙ってやつだったらしいが、
今までに無い変な気持ちが湧き上がると、
お前の胸の中の魂が、俺を呼んだ。
たしかに…来て。と。
俺は能力を使いお前の心の臓に呼びかけた…
その瞬間…お前の身体に引き寄せられて
それからは、お前と一緒にいたんだ。
俺が入りお前は、元気になり
寝ている間に俺が身体を借り
昼は俺は寝ている。
ここまでは、解るか?」
「うん!解る。大丈夫だよ」
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