25人が本棚に入れています
本棚に追加
ライバル
あっ…。眩しいぃー。
話を聞いているうちに・・・朝日が登りだしていた。
「あれ?鬼くん?」
さっきまでいたのだけど・・・どこへ?
キョロキョロしてると
ドスン―――!
押し入れが閉まる音がした・・・。
「暗くなれば出る。アイツらも俺と同じだから大丈夫だが。・・・無理はするな!春樹ってやつ!アイツには気をつけろ!良いな!」
―――春樹?何を気をつけるんだろ?
春樹は優しい私の同僚なだけなんだけどな。
「えっ!?春樹を知ってるの?」
「あぁ!アイツとは・・・2人になるなよ!
お前食われるぞ!お前を食うのは・・・
なんに・・・しても、俺だ!わかったな!」
「いやいやいやぁー。春樹は私を食べませんからぁ〜笑」
「・・・・・・。わかってないな。食べるんだよ!お前は、そんなだから心配なんだ!」
「フフフフッ。私も大人ですからぁ〜。
わかってるよ。心配してくれるんだね〜。
ありがとう!おうちゃん」
「うん?おうちゃん?」
「鬼くんとかなんだかな〜と思ってぇ。
私の事は・・・真希でいいよ〜。
じゃね。シャワーしてから仕事いくね。
おうちゃん」
「まっ・・っ。好きに呼べ」
「笑。うん。そうそう。おうちゃん、
シャワーってわかる?裸なるからさ
絶対、襖を開けちゃダメだからね!」
「―――なっ!はっはっはっ裸!?!!」
「そっ!だから開けちゃダメ!です。わかりましたか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「返事は?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「朝日・・・浴びたい?」
「だから!バカか!返事も何も・・・開けたくても
開けられないんだよ!俺は!」
―――?あっ!そうか!朝日が。笑
私は、安心して服を脱ぎながら
疑問が・・・。
「あのさ・・・。ずっと私といたなら・・・まさかなんだけど・・・裸みた?!私のは・だ・か・・・」
「・・・?あっ!馬鹿か!!身体にいたんだ見たことないわ!!・・・・・・そりゃな・・・残念としかないが・・・」
「これからは、朝にシャワーするしかないのか・・・」
「夜で・・・構わないんだが。。俺は」
―――私は返事をせずシャワーを浴び
仕事へ行く準備をして仕事場へと向かった。
最初のコメントを投稿しよう!