ライバル

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「笑。あんな悩んでたのにか?忘れる? ふっ。やっぱり…いつもと違うよなっ」 一一彼氏の事、もうどうでもいい。 だけど…流れ的に…もうすぐ彼から 会う時間の連絡がくるはず… もう…振られて良いけどさ。また…聞くのは嫌だな… ……………。 ……………。 あれ?? 予定の時間はどんどん過ぎていった。 「連絡が来ないやっ?」 「連絡?」 「あっ。何でも無い」 いくら…待っても彼氏からは、連絡がこなかった。考え直したの?そんなはずない。 歳下の可愛い子できたんだもん。 なら…ラインに…私から別れ話いれてサヨナラしてあげる…。 あれ?って事は?やっぱり、運命が変わったの?かな? おうちゃんに肝心な事を聞き忘れていたわ。 「春樹、今日は、私、彼氏とは会わないかな。」 「あっ!!ほんとに!ならさ!僕と 夜、飲みに行かない?おごるからさ!」 「珍しい〜。春樹から 初めて誘われたような?笑 行く行く!」 運命が変わったのなら。 今日は、嫌な日じゃなく、楽しい日に。 「よかった〜。じゃ…」 言葉がさえぎられピリピリピリピリン🎶病院の電話が鳴った。 「救急です!男性20代から30代。車に引かれ  たもよう。意識は無し!搬送よろしいでしょうか?」 「受け入れ大丈夫です!準備お願いします!」 春樹が対応してくれた。 先生や看護師さんがバタバタあわただしくなる。私達は、手続きなどの準備で慌ただしくなっていた。
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