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景介が気になるけれど…これ以上…
関わるのは控えよう。
「真希、お疲れ様!」
私の背中に手を添えながら話してきた。
その手は…今日は一段と優しく柔らかく感じる。
「うん!仕事なのに…私情挟んで…ほんとにごめんなさい。。私も…まだまだだなぁ〜
」
「確かに!まだまだだぁー笑」
「何?それ?そんな事はないよ〜。とかじゃないの?」
「うーん。ないな笑」
こんな風にいつも柔らかい言葉に救われてきたんだ。
春樹といると心地良い。
「真希。このまま夕飯しにいかない?
昼食べ損ねたしさ」
「確かに!行きたい!行こうっ!
明日は、休みだし。飲んじゃうんだから」
「よしっ!俺も〜。じゃ僕の行きつけの雰囲気良い店があるんだ」
「うん!そこで良いよ」
春樹と電車に乗り込んだ。
一駅だけみたいだから、
二人で車両の入り口に立つ事にした。
電車が揺れる度
春樹の身体と私の身体が微かに触れる。
春樹がそっと私の腰に手を回して支えてくれ
私は春樹の服を掴み、彼を見上げると
ニコりと笑顔で私をみていた。
まるで、恋人みたい…。
いつもとは少し違う…春樹との心地よくて優しい空間を感じていた。
春樹も感じてるんだろうか?
私だけが感じてるのかな?
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