ライバル

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一一一…あれ?私、忘れちゃいけない…何かが…………??あっ!あぁぁぁ一一一!! おうちゃん! おうちゃんは、お腹空いてないんだろうか? 連絡しなきゃ!…って…携帯なんか持ってないし。 「真希〜。どう〜したぁ〜」 ベロベロに酔っている春樹。 「私、帰らなきゃ…」 私は立ち上がった。 その瞬間…飲み過ぎて足をすくわれ、こけそうになった。 「きゃっ!!」 そんな私を抱きしめ支えてくれたのは やはり、春樹。 春樹は私を強く抱きしめ直して 「今日は…帰らないで…一緒にいたいや」 小さな囁くような声で私に呟いた。 「えっ?」 まさかの言葉に、一瞬どうゆう意味で言ってるのか理解できず聞き直した。 「ってゆうかさ。 俺ん家は、すぐ近くなんだ…。危ないから…酔いをさましてから帰れば?」 ……そうゆう意味か?笑 確かに…足が思った以上にゆう事を聞いてくれない…。 少し休憩だけだし。 春樹…なら…大丈夫だよね? 酔いすぎて、頭もまともに考えがつかない。 「よし。じゃ〜僕んちに行こぉぉ〜!!」 そうゆうと、春樹は、 私の腰に手をまわし直して、ふらふらな私を支え直してくれ 私は春樹の背中に手を置いて服を掴んで春樹に寄り添った。 そのまま、春樹が払いをしてくれ 店を足早に出た。
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