思惑

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「おい、ぼちぼち起きろ。朝が来るぞ」 ベッドに寝ている私の身体を軽く揺さぶりながら、おうちゃんが私を起こす声がした。 「…う…ん。まだ、眠い… なんか、私、変な夢みたみたい…」 「はぁ…。相変わらず。お前は呑気だな。 オレが行かなければ今頃どうなっていたやら」 「………?今頃?…」 あっ…そうだっ。昨日私は、春樹と飲みに出て… それから…?あっ!春樹のマンションで…。 春樹と私は……? そこに…おうちゃんが来て???? 「一一一って!ヤダっ!!思い出した! 私、春樹とベッドで…!?おうちゃん!あれは誤解だから!!!」 私は慌てて誤解を解こうとアタふめいていた。 「はっ??記憶ないのか?? お前は面白い。ってかさ。 誤解って?俺が行く前、何してたんだ…よ」 ???一一?あっ!?? あれ?誤解なんかされる事はしてないような?していたような? あれ?なんだろ?記憶にございません。 「そうそう、おうちゃん、春樹は?」 「一一一一一」 はい。はい。無視。。ですか。 一体、昨日は何が起きたのだろう?? 甘い空気に酔いしれていた事はうっすら覚えているのだけど。 まさか。春樹となんかあるわけないかぁ〜。 「おい。今日は休みだろ。1日家にいてくれ。 頼む…」 そうゆうやいなや。 また、押し入れに入り眠りだすおうちゃん。 朝か…。 昨日は、何があったんだろ? 今日は、おうちゃんのゆう通りしておく方が良いような気がする。 とりあえず、今のうちにシャワーでも浴びよう〜。 後で、春樹に連絡しなきゃな。
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