【短編】見上げた空に 晴れ間と雨雲

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ねぇ、凌二。 扉の先で笑ってる?緊張してる?私を見てなんて言うかな? 一歩一歩、あなたへと近づくためのバージンロード。たくさんの友人に囲まれて、その先に凌二がいて、差し出された手を掴んで。瞳を合わせればあなたははにかんで。 「やば〜…ちょーキレイ」 みんなに聞こえちゃうくらいの声で言う。 きっと全てが運命。 涙が枯れるほど泣いたし、紘二以上に好きになれる人が現れるなんて思えなかった。 でも、逢えたね。 二人で前を向き、誓いの言葉を口にする。今度は私にしか聞こえない位の小声で。 「結、俺と出逢ってくれてありがとう。幸せになろうね」 きっと私はこの瞬間を忘れない。 凌二に逢わせてくれてありがとう。 空へ届け。 今日も青く、高い。 おわり。 *・゜゚・*:.。..。.:*・' .。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚ 私の物語と出会ってくださりありがとうございます 皆さんにHAPPY が届きますように♡ 2021.11.10 *・゜゚・*:.。..。.:*・'* .。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:*・'
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