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今日は休み。
こたつでぬくぬくしながら、いつの間にかうとうと…。
どこか遠くの方から私を呼ぶ声が聞こえる。
あれ、お父さんが呼んだのかな?
夢うつつなまま、目が覚め隣のベッドを見ると
安らかな父の寝顔。
え、お父さん!やだ起きてよ!さっきまで寝息立ててたよね。
それで私も安心して寝ちゃったのに。やだやだやだ!
まだ逝かないで!
それからすぐに先生を呼んだけどもう息を引き取ってしまってた。私がもう少し早く起きてたら。寝ないでもう少し様子を見てたら。
ずっと後悔をしている。
なんであの時私は寝ちゃったのか。
もう少しでいいから生きててほしかった。
もう少し一緒に過ごしたかった。
今でも涙が出る。
ずっともう少しって言葉が頭を離れない。
おとうさん、空から見える私たちはどんな風に見えてますか?
いまでも立派な子供になれなくてごめんね。
ずっと見守っててね。
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