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口をゆすいで顔を洗い、洗面台でできる限り洗った髪の毛を絞ってトイレを出る。この前高木にハサミで髪を切られ、それを隠すためにショートにしたから、きっと髪はすぐ乾くはずだ。
体操着には芳香剤のシミがついたままだが、もうどうしようもない。
だいたいこの体操着だって、昨日ゴミ捨て場に捨てられていたのだ。
しかも、『柳悠香』と書かれた名札の横に、ご丁寧にペンで『キチガイ』と書かれていた。
ばかみたい、と呟きながら昨日の夜中に洗って落とした。漂白剤のおかげで、青い襟は一部だけ白く変色した。
朝になってもまだ乾いていなかった体操着は、今でもじっとりと湿っているから、芳香剤がついてもつかなくても気持ち悪いことに変わりはない。

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