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「え…アイツあんたに連絡するって…」
『君…何かやらかしたね?』
「あー、そうかも」
『せっかくモノにするチャンスだったのに』
「んな事言ったって…どうすりゃいいんだよ…」
『君はどうしたいんだ?』
「とりあえず、あんたにも他の誰にも渡したくねぇ」
『彼がそれを望んでたら?』
「そんなはずない。絢斗は俺が好きなんだ」
『だが君はノンケだろう?』
「ゲイだろうとノンケだろうと、男でも何でも、好きなもんは好きなんだ!」
『ふふ…だそうだよ?絢斗?』
「絢斗?聞いてたのか?」
「ごめん…俺もこっちのゆうまに嵌められた。来ないなら、お前をゲイにしてやるって…」
「はぁ?でもあんた絢斗の事好きだって言ってたじゃねーか」
『ああその通り、私は絢斗が好きだよ。でも私の一番は絢斗の幸せだ。それに私は絢斗を幸せにはしてあげられない。君に渡すのは癪だが、絢斗が選ぶなら仕方ない』
「ゆうま…」
『いいんだよ…絢斗、幸せになるんだ。もし、彼に傷付けられたら私に言いなさい。社会的に抹殺してあげる』
ゆうまはにこりと笑う。
『たまには食事くらいしよう、食事だけじゃ済まないかもしれないが』
「ダメだ!どうしてもっつーなら俺も行く」
『ほほう、それは3Pのお誘いかな』
「ゆうま…ありがとう。大好きだよ」
絢斗はゆうまの頬にキスをする。
「ああ!絢斗、何やってんだよ!」
『じゃあな、二人とも元気でな』
「絢斗…あっちの悠真が好きなのか?」
「うん、でも好きの種類が違う。人間としてって事。まぁ、相性は良かったから」
「相性…」
「人間として…だ」
「もういいや。終わった事だろ?」
「そうだな、で?優馬…俺たちは始まるのか?」
「改めてこれからだ。絢斗…お前が好きだ」
「やっと認めたな」
「お前も言えよ…」
「優馬…俺は最初にお前に会った時から惹かれてた。好きだ、俺の恋人になってくれ」
「絢斗…お前ズルイよ。なんでそんなに美人なんだよ…男なのに…」
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