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携帯のアラームが鳴り絢斗が目を覚ますと、広いベッドに一人だった。
机の上にメモが一枚。
【とても素敵だったよ。良かったらまた会いたい。食事でもしよう。080・・・ゆうま】
はぁ。
絢斗は今世紀最大のため息を吐いた。
酔いが覚めた頭で思う、自分はなんてバカなんだ。こんなことしたって虚しいってわかってるのに。
ゆうまからのメモをグシャリと握りつぶし、ジーンズのポケットに入れた。
ゆうまか…イケメンな上にセックス上手かったな。相性がいいんだろうか、ヤバいな…あの激しいセックスにハマりそうだ。
昨夜は酔ってて、こんな事したけど。加えて名前が【ゆうま】だなんて信じられない。
別に優馬の事が好きなわけじゃないだろう?
優馬には、彼女がいる。本人から聞いたわけじゃないけど、順也が言った時否定しなかったもんな。
だから何だよ…イケメンには美人な彼女かいるのが普通だろ?
優馬の事が好きなわけじゃない。
優馬の代わりに【ゆうま】を選んだ訳じゃない…
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