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その日の夜、便利屋純一郎事務所兼自宅
結城は華蓮と一緒にソファーに座り、台所にいる敬子から連絡帳を手渡され読みながら爆笑し自分の横に座っている華蓮ににっこり笑って
『華蓮が木登りか〜。成長したな〜。パパより凄いじゃん。』
台所で夕飯を作ってる敬子は、爆笑している結城を見て家事の手を止め菜箸を持ちながら結城の側まで行き
『こらこらこら、笑い事じゃないよ〜。関心してどうするのよ〜。華蓮ちゃんは女の子なんだよ。おてんば過ぎ〜。しかも木登りだなんて〜。』
結城は敬子の言葉に笑いながら
『ごめんごめん。でも今の時代に木登りか〜。俺だって一番上までは登れなかったよ。』
結城の横に座っている華蓮は満面の笑みで
『かれん、木登りだいすき〜。上までのぼれるよ〜。すごいでしょ。』
結城は華蓮に笑顔で
『華蓮は本当凄いな。』
敬子は結城に顔を近づけて
『凄いな、じゃないでしょ。褒めてどうするの!!関心してないでちゃんと注意してよ〜。落ちて怪我したらどうするのよ〜。』
結城は敬子の言葉に笑って
『そうだったそうだった。華蓮、木登りして落ちたら怪我するから駄目だぞ〜。』
華蓮は結城に言われた事に反抗し
『や〜だ〜、かれんは木登りするの〜。』
敬子は駄々をこねる華蓮を見て
『もぅ〜、華蓮ちゃんそうやっていつも駄々をこねるんだから〜。』
華蓮は敬子の言葉にも反抗する様に
『かれん、木登りするんだもん。』
敬子は華蓮の言葉に
『もう〜、華蓮ちゃんは〜。』
結城は話しを変えようと笑顔で華蓮に
『しかし華蓮、友達を守るなんて凄いじゃないか。偉いぞ〜。』
華蓮は照れながら笑顔で
『えへへ〜。』
敬子もその話しに笑顔で華蓮を見ながら
『私もその話しを聞いて華蓮ちゃん偉いって思ったよ。嬉しくなっちゃった。華蓮ちゃん、偉いよ〜。』
敬子は華蓮の頭を撫でると華蓮は照れながら敬子を見て
『えへへ〜。』
結城は敬子に
『しかしお弁当を分けてる男の子、ご両親はどうしてるんだろうな?』
敬子は結城の言葉に壁に掛けてある時計を見て時間を確認し
『私も凄く気になってるんだ。』
結城はにっこり笑って
『華蓮の優しさと可愛さは敬子譲りだな。一緒に行こうか。』
敬子は結城が今から自分自身がやりたい事が読まれてる事に心から感謝し
『純君、ありがとう………』
ガチャ………
『お邪魔しま〜す。敬子さん、結城君、夕飯食べに来たよ〜。』
便利屋純一郎兼自宅の直ぐ横にあり、便利屋純一郎で中瀬の住んでる一室を借りてるアパートから、中瀬佳純が自宅の玄関を開けて夕飯を食べに来た。
結城はLEDの懐中電灯を持ちにっこり笑って
『ナイスタイミング。中瀬さん、少しだけ華蓮を預かってよ。』
中瀬は結城の言葉に
『もちろんいいけどどこに行くの?』
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