ボクのおねえちゃん

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 朝、玄関で靴をはくおねえちゃん。立ち上がってつま先をトントントントン。もう前みたいに苦しそうでも、怒ってもいない。とっても楽しそうなお顔をしている。 「じゃあね、ラン! ちゃんとお利口さんでお留守番しててよ? おねえちゃんが帰ったら、お散歩に行こうね!」 「ワン、ワン、ワーン!」  うん、もちろんお利口さんで待ってるよ! おねえちゃん、行ってらっしゃい! 帰ったらおさんぽ、やくそくだよ!  ボクの大好きなおねえちゃん。おねえちゃんがしあわせで楽しそうだと、ボクもしあわせで楽しいよ! ありがとう、おねえちゃん! 〈end〉    
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