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その時、こちらは見えないはずの向こう側の猫の一匹と、目が合った。
「ロシアンブルーだ・・・」
思わずぼくはつぶやいていた。まだ若いのか、目が円くて大きい。
青み掛かった黒い二つの目が、真っ直ぐとぼくを見ていた。
男がすかさず教えてくれる。
「あぁ、ティルですね。入ったばかりでまだ慣れていませんが、素直で良い子ですよ。彼にしますか?」
ぼくはうなずいた。彼の、ティルの目を見つめたままで。
男がガラスの向こう側から、ティルを伴って戻って来た。
ティルはちゃんと二本足で立っていて、その背の高さは男よりも頭一個分、低かった。
すんなりと伸びた首に、濃い青色の細い首輪をしていた。
ティル、この時は当然のように全裸です・・・・・・
最後にデフォルメバージョンを掲載させて頂きます。
散々致した本編のラストを飾らさせて頂きました。
この絵に描かれている通りの、甘々イチャイチャハッピーエンドを無事に迎えることが出来ました。
仔猫特有の短い尾っぽのティルが可愛いですねぇ~
抱きつかれたマヒロも実に幸せそうです(n*´ω`*n)
樹条様、数々の素晴らしい絵を描いて頂き本当にありがとうございました<(_ _)>
2021年12月16日
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