ⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅤ 〜Specialist!!! 2023〜

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第8試合 ヘビー級ワンマッチ(+96kg) ☆リコ・ヴェホーベン vs. ★ブラゴイ・アレクサンドル・イワノフ (1R 3分13秒 TKO[レフェリーストップ]) 《昨年大晦日にヘビー級タイトルマッチに挑んだリコ・ヴェホーベンと実に12年ぶりの参戦となるイワノフとの一戦。1R、まずリング中央を取ったのはリコで、ジリジリとプレッシャーをかけながら前に出ていく。対するイワノフはリコの出方を伺う冷静な様子をみせる。2分過ぎ、リコの左フックからの連打が効き、若干様子が変わるイワノフ、そこを見逃さずにさらに追撃を仕掛けるリコ、イワノフは組みつこうとするが、距離を取るために組みにいけず、さらなるパンチをもらってしまう。後ろに下がってロープを背にしたイワノフに対して追撃のパンチの連打を放つリコ、イワノフは何とか耐えようとするも、レフェリーが動きの止まったイワノフを見てレフェリーストップ! まさに圧勝!と言っても過言ではない程の力の差を見せつけて、リコが1R TKO勝ちを挙げた。場内も大きな歓声で応えた》 勝利後のリコ・ヴェホーベン選手のマイクパフォーマンス 「(訳) 1年ぶりにまた日本で試合できたこと、とてもうれしいです。そしていつも私に力をくれるファンの皆さん、本当にありがとう! 来年は今年よりも試合をして、またベルトを掴む権利をもらえるように頑張ります」 第9試合 バンタム級ワンマッチ(-62kg) ☆オレグ・ボリソフ vs. ★田中 路教 (3R 0分50秒 TKO[レフェリーストップ]) 《お互いに4年連続の大晦日出場と欠かせない二人によるマッチアップ。昨年大晦日にチャンピオンになって丁度1年が経つ、オレグ・ボリソフと昨年はユーリ・アルカンタラと対戦した田中路教による、ドリームマッチ。1R、まず先に仕掛けたのは田中で、遠い距離からでも伸びがある打撃を出していく。ボリソフは田中の距離感にさせないようにサークリングしながら動きを見ていく。田中は強いローも入れつつ意識を下に向けさせる。2分過ぎ、距離を詰めてからワンツーを見せて組みから投げるようにグラウンドに引き込もうとするが、スルッとボリソフがバックに回るとロープ際で後ろから膝を見せていく。身体をクラッチされた田中は解こうとしながらも右肘を背後のボリソフに当てようとする。レフェリーがブレイクを取り、離れて再開。ボリソフも強烈な左フックを見せるなど、お互いに倒すパンチを見せていき1Rが終了。2R、田中が左を出したタイミングでのボリソフの右フックがヒットし、尻餅を付く田中、猪木アリ状態となり、脚を掴んで一度踏み付けをするボリソフだが、展開が変わらないと判断し、スタンドを命じる。田中が距離を再び詰めて右フックからタックルにいき、テイクダウンを奪うが、ボリソフが田中の手首をうまく利用して、身体を起こし立ち上がる。場内から拍手が起こる。そしてロープを背にしてる田中に対し、離れ際に強い右からのワンツーを放つと、負けじと田中も返し、打ち合いのような形になる。お互いに笑みを見せながら楽しむような試合展開に場内も盛り上がりを見せる。田中は左のハイキックも繰り出していくが、ボリソフもガードして対応していく。最終3R、ボリソフがジリジリと距離を詰めていくが、田中も横に動いて止まらないように対応する。それでもボリソフが近づいていくと左のフェイントから右のオーバーフックが当たり、後ろに下がる田中、さらに右のストレートがヒットすると、崩れ落ちる、即座に背後に回り、上から容赦なくパウンドを振り下ろしていくと田中も何とか手でガードしようとするが、動きが止まったと判断され、レフェリーストップ! 勝った瞬間、セコンドにしがみ付くボリソフ、見事に3R TKO勝ちを挙げ、自身の連勝を6に伸ばした。一方、善戦した田中だったが悔しい敗戦となった。ボリソフが田中の元に駆け寄り、一言二言声をかけて労った》 勝利後のオレグ・ボリソフ選手のマイクパフォーマンス 「(訳) 日本の皆さん、こんばんは。今日の大会、そして私の試合を楽しんでいただけたでしょうか?(場内から拍手) 去年、この場所、この舞台でチャンピオンになり1年が経って、またこうして試合ができてとてもうれしいです。闘ってくれた田中選手、ナイスファイターでした。私は来年も皆さんの前で試合をするのが楽しみです。皆さんを楽しませられるよう、私の強さをさらに証明できるようにこれからも頑張ります」 第9試合終了後、STRIDE GIRL SHOWが行われ、場内は20分間の休憩へ...
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