実家の格納庫に古いマシーンがあった

1/1
前へ
/145ページ
次へ

実家の格納庫に古いマシーンがあった

 単に実家の納屋に中古どころか年代物の耕運機があったって話なんですけどね  実際問題日曜日のほうが疲れるのよ、畑仕事を手伝わされるから  実質無休よ?わたし  近未来のロボットとか出てくるヤツでありますね、親は仕事は何やってるか分からなくて博士みたいな爺さんと暮らしてて、ある日突然何者かが強盗に来て…みたいな?  そんな話ではないですけどね、トラクターって人が乗るタイプの農業用機械があるでしょ あれよりは手で押すタイプの耕運機が好きなんだな。  頭の中 (現実) 「くっ…硬ぇ!」 (土が) 「行けるか?」 (ギリギリ曲がれるかなぁ?) 「うおっ!?暴れるな…このっ」 (地面ガタガタだなぁ) 「ダ…ダメージは?」 (う〜わ壊れるんちゃう?このポンコツ) 現実逃避しながら何とか動いてる…俺が 畑の土が粘土質過ぎて 機械で耕すと握りこぶし大の塊となって 真後ろに飛んでくる…痛い(*꒦ິ꒳꒦ີ)˃ クワの背をハンマーの様に使って この土の塊を叩き割っていく 父は何度か耕運機を回すが 俺はそれがイカンと思ってる 耕運機ではキレイに砕けないからだ 野菜づくりは土づくりから と、良く言われるが どっちが良いのかは分からない という現実がある…
/145ページ

最初のコメントを投稿しよう!

25人が本棚に入れています
本棚に追加