さっき思いついた

シリンダー

小さい頃、玄関ドアに施錠するという事を知らなかった
家にはいつも誰かしら居たし、高価な絵画やツボなんかがあったわけでもなく

小さい頃の家の構造を思い出しても、玄関とおぼしき入口のドアも、そもそも窓に付いてるレバーみたいな鍵、つまり内側からしか施錠、解錠出来ない作りで、近所の他の家もそんな感じだった

高校生くらいの時に建て替えられてる家は何か玄関に鍵付いてたけどね

中古物件を買って一ヶ月経つけど、前の持ち主は

「一回も鍵かけたこと無いから鍵があるのかすら解らない」

で、普通は鍵の受け渡しを経て

「新しく住む家か〜」

なんて実感するものかもしれないが、それがなかった

嫁は関東出身で、出かける時はカギをかける生活だったのでチェーンと南京錠を買ってきてそれで施錠しようと試みていた、何故ならドアノブの形が独特で一式変えると５万円くらいする代物だったからだ、しかし、大晦日にドアノブが壊れて大急ぎで修理したため、そのドアノブの構造を理解した

正月早々福袋を求めて並んでいる人を尻目にドアノブコーナーに向かう、必要なのは鍵穴部分と鍵なのでどれでも良い、安いやつを買った

案の定、少しだけサイズが違ったのでヤスリで削って無理矢理入れたが、玄関ドアに鍵ができたわけだが…

買ってきた鍵はシリンダー錠というやつで、ピッキングし易いから玄関には使わないらしい

「おや？玄関用ってあったドアノブもおんなじ様な鍵だったぞ？」

まぁ、まだまだ田舎で嫁の精神衛生上面倒くさい事になるからこの事は黙っておこう…。