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天神さん
わたしらの方で
「天神さん」というと
菅原天神宮のお祭りのことをいう
寒い時期だったと思うな
実家からは
少し距離があったから
姉と父と母と歩いていった
屋台も
そこそこいて
先にお参りするよ、と
気になる屋台を
見流しながら
手を繋いで
小さな社の
天神さんをお参りした
覚えがある
天神さんは
比較的山の方にあって
わたしの生まれた地区は
小学校が
山の方と海の方と２つあったので
知ってる子だけでなく
知らない山の方の子と会ったりして
ちょっとだけドキドキしたな
中学校は一つで
くっつくんだけど
それまでは
同じ地区の子達って感じで
お互いを意識してるのよね
子供ながらに
そこは
考えてたりして
今思うと笑っちゃうね
帰りは屋台に寄るんだけど
田舎だから
金魚すくいやリンゴ飴みたいな
メジャーなものはなく
どちらかというと
年寄り向けの
豆菓子やらニッキとかが多かった
それでも
綿菓子や
子供用のおもちゃなんかは
あって
それらを買って貰った
覚えがあるよ
祖父や祖母には
豆菓子買って帰ったな
今では
屋台はほとんど
ないみたい
ちょっと寂しいね
(追記)
父さん世代では
河原天神と呼んでいるそうな
川の近くにあるからかな？
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