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日曜日、稽古の帰りにそのまま待ち合わせ場所に来た。
学校ではなく、馴染みの道場なので私服を着てるので文句は言われないはずだ。
「お待たせ!って…まーもーりー?何よその格好!」
「?変かな?」
細身のデニムに、シャツとパーカー、黒の長髪をポニーテールにしてキャップをかぶった。
荷物は、着替えを入れたリュックと竹刀を担いでいる。
「お洒落してよー!」
そういう、彼女は薄桃色のフリルスカートに白のカーディガンとゆるふわコーデだ。
「パフェ食べるだけでしょ?それに、稽古帰りだし」
「むー、仕方ないか……よし、行こう!」
納得がいかないらしいが、諦めたらしい。
腕を組まれて、歩き始めた。
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