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『いらっしゃいやし、おかえりなせー若』と組員が迎えてくれた。 「お邪魔します。家族でお世話になります」 お父さんが挨拶し、組員が親父とお袋が待つ部屋に。 「いらっしゃい。結城さん、翔君、海君」 「この度は、息子の願いを聞き入れて下さり、ありがとうございます」 「いえ、不束な娘ですが、よろしくお願いします」 挨拶後、持って来た酒を親父に出すと『ご丁寧にありがとうございます。』と受け取りながら案内した組員に渡した。 「今夜は娘も帰って来るのよ」 マジかぁ・・・。なら、旦那もだよな。 リビングでのんびりしていればいいのに、莉愛は食事担当の組員のところに行ってしまった。
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