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「そうね。手伝わなくて良いと言ってるのに、キッチンの手伝いしているくらいですものね」
「えっ、そうなんですか?」
「えぇ、零斗の嫁には、申し分ないわよねぇ」
お袋と姉貴で何も言わせない作戦か?
何件かの組が来ては同じことを告げている。
組長の方は『頭の時と同じか』と呟いてたり・・・。
今日の莉愛は姉貴の着物を着ている。
その上に割烹着を着て、キッチンにいるし。
挨拶が終われば、すみの方で『どんな子なのかしら?』とか『キッチンでは見に行けませんものねぇ』と呟いてやがる。
早く終わらねぇかと思うくらいだな。
すると『四天王の組は来ないんですか?』と・・・。
親父が『あいつ等には今日の夜来るように言ってある。お前等が帰った後にな』と言った。
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