僕のガールフレンド(仮)

1/7
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/7ページ
「ねえキミ、バカなの?」 「は?」  それが僕と彼女との初めての会話だった。  振り向いた僕の目に映った彼女は、ヒラヒラのミニスカートから覗くきゅっと引き締まった生足が魅力的な女の子。シンプルなブルゾンのポケットに両手を突っ込んで、栗色のショートボブを風に揺らしながら、彼女は馬鹿にしたような顔で僕を見ていた。 「なんで怒らないの? 悪いのはアッチじゃん」 「えっと、え?」  初対面の女の子にダメ出しされるなんて初めての経験で、僕はどうしたらいいか判らずしどろもどろになってしまう。
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!