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怒りは突然に。
彼女が逆鱗した。凄まじい表情だ。僕は、後退りするが壁に激突した。もうここまでだ。逃げ道はない。もうだめだ。僕は、へたり込み彼女を下から見た。あの柔らかい淑やかな彼女が、怒っている。激怒している。僕は、数十分前の記憶を振り返る。彼女をおこらせた、コロッケにソースをドバッとかけた僕の何気ない食事作法を。まさかここまで怒るとは予想なんかしていない!
時間よ!戻れ!もどしてくれ!
過去の僕の馬鹿野郎!
タイムマシン カモン!カモン!
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