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ふと、横に立つ安さんを見上げると、凄く目をキラキラさせながら、二人の出て行ったドアの方を見つめている。
「やっぱり、キメると気持ちいいですか?」
「うっせえ!素人は黙っとけ。
でも、オメエ、ラッキーだな。小西の姐さんも、龍の姐御も今日はご機嫌だぜ。
アタイもウズウズしてきた」
しばらくすると、何やら身体にピッタリフィットした衣装に着替えて、追加の蝋燭を手に持った二人が戻ってきた。
そしてどこからともなくヒーリングミュージックが。
「えっ?なに?その格好…」
その薄暗闇の中、音楽とともに小部屋に入ってきた二人は、私に何やら手渡した。
「はい、これ。
薄井用のヨガマットとウェア。
ようこそ!我が社のヨガ部へっ!
この奥が更衣室になってるから、安と一緒に着替えてきな。
さあ、ヨガでスッキリキメるよお!」
おしまい
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