初恋。

1/1
前へ
/39ページ
次へ

初恋。

会いたいと思うだけ無駄だって 近づきたいと思うだけ苦しいって こんなにも分かってるのに いつもの毎日に色を落とす 苦しみから逃れたくて見ないふり どうしよう?こうしようなんて 考える暇もないけれど あの頃笑い合っていた僕たちはきっと どんな関係にでもなれたんだろうけど この想いに気づいてしまった今じゃ もう戻れそうにないや 巡る巡る季節のどこかで また君に出会えたら きっときっとまた笑えるよね? そう信じ生きていく 会えないと苦しくなるのに 目が合うだけでときめくのはなぜ? この胸が叫んでいるんだ 「好きだよ」 言えないけれど 笑い合うだけで嬉しくなる 君が側にいるだけで心躍る この想いに なんと名前をつけようか? このどうしようもできない気持ちに 変わりない風景を見渡せば きっとどこかに君がいるんだろう 目が合わないように必死に逸らす ……嫌われてなければいいな 廻る廻る時代のどこかに この想いを置いて行けたら きっとずっと後悔はしないだろう それでよかったと思えるよ 会いたいと思うだけ無駄なのに 声を聴くだけで心躍るのはなぜ? この胸が泣いているんだ 「辛いよ」 もう諦めたいんだよ 君を見るだけで胸が痛む 側にいるだけで苦しくなる 君はなんとも思ってない この想いに さっさとさよならして次へ進もう 春が過ぎて 君はいなくなって 離れ離れでも寂しくないよ なんて嘘をつくんだよ 君がいなきゃ 世界は暗い 僕の光みたいな人だった ねえ もう一度だけ会いたい ……君みたいな人に 会えないと苦しくなるのに 目が合うだけでときめくのはなぜ? この胸が叫んでいるんだ 「好きだよ」 言えないけれど 笑い合うだけで嬉しくなる 君が側にいるだけで心躍る この想いに 名前をつけよう この想いは 「痛い初恋」
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加