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夜空に浮かぶ幾千の星
その輝きは消えることなく
俯いた過去を消し去るように
今日も強く瞬いていた
昨日とは違った景色が
輝きによって観れるのなら
それが僕にとって幸せだと
今になってから気づいた
眠る月夜の静かな街並みに 一つ涙を落とせば
眩い光が僕を包んで どこかへ連れて行ってくれる
手を伸ばせば届くはずだった?
それでも伸ばしたくなかったんだ
僕はいつだって怖がっている
未来の自分と過去の自分に
過去の過ちを繰り返さぬように
一生懸命に笑っていたって
僕の運命は変わらないんだ
忙しなく動き出す雑踏の中
ふと空を見上げればいつも通りの星
どれだけ苦しくても輝き続けてる
そんな人間になりたいって思った
凍える冬の騒がしい街並みに 一つ愚痴を零せば
冷たい眼差しが僕を見つめて 嘲笑われるだけなのに
手を伸ばせば僕は消え去ってた?
それでも消えたくない理由があったんだ
忘れることをいつだって恐れている
過去の自分に追い詰められるように
繰り返す歴史と薄れる理想論に
今日も目配せして生きる
それが僕の運命なんだ
退屈なくらいがちょうどいい
忘れた頃に見るくらいがいい
困難も乗り越えられればいい
ほら、何も必要なものなんてない
僕は僕で生きてる それの何がいけない?
わからないんだったら言わないで
手を伸ばせば届くはずだった?
それでも伸ばしたくなかったんだ
僕はいつだって怖がっている
未来の自分と過去の自分に
過去の過ちを繰り返さぬように
一生懸命に笑っていたって
僕の運命は変わらないんだ
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