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事務所を出て車に乗り込むと―――側近が迂遠して組に戻るんだが・・・。
「まさか、姐さん、お嬢を愛人にすると考えるとは・・・」
「息子の若を考えてだろうが・・・。
急に呼ばれたから、解除になるんだと思ったが逆だったな」
「ですね。若い衆に俺からも確認してみます」
「頼むな」
告げると車は組に着く。
『おかえりなせー』と組員達が出迎える。
居間に行き妻に『毎晩、何をしている。中華街で』と切り出せば一瞬ビクッとした。
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