僕の大好きな家族。

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「あっ!カトケンさん、明美さん久しぶりです。  私達の結婚式にお越しくださってありがとうございました。」 (モナカ26歳、元保育士) 「明姉さん!カトケン師匠久しぶりです。  最近、オレ、幸せなんだぁ〜こんな素敵な人と結婚出来るなんて今でも信じられないよ。」 (一馬26歳、日本を代表するアーチスト) 「ほんと、一緒になれて良かったね!」 「オレのファンはショックを受けてるけどな……」 「一馬、私は園長や先生達に会ってくるね!」 「えーーーっ……寂しいよ〜!」 「ちょっとだけ我慢ね!一馬♡」 「うん……」 「歩美と歩夢も卒園なんだな!ついこの前、生まれたばかりなのに……今じゃ、歩美はオレの事、アホ扱いするし歩夢もオレの事を呆れた顔で見るんだぞ……カトケン師匠の教育が悪いんじゃないか?」 「ご、ごめん。今度2人に注意しとくよ。」 「ごめんね!一馬、寂しかったでしょ」 「う、うん。」 「明美さん、歩美ちゃんピアノ担当だって〜 凄〜い!毎年子供達が憧れてるピアノだもんね。」 「大丈夫かなぁ〜ちゃんと出来るかなぁ……」 「歩美より親の僕の方が心配してるんだぁ……」 「大丈夫ですよ。カトケンさん!」 「それでは、卒園式を始めます!卒園児の入場です。」  ツクシおじいちゃんの挨拶で卒園式が始まった。  そして、お姉ちゃんはステージの隅でピアノを弾いて、僕達はステージに向かった。 「歩美、あんなに上手に弾けるんだぁ……」
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