夏の始まりとポニーテール
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夏の始まりとポニーテール
梅雨明けしてからは暑さが暴力的だ。朝だというのに太陽は照り汗が滲む。眠気と相まって足が重い。 後ろから誰かが走ってくるのを感じ振り返ると、篠崎さんだ。いつもは下ろしている髪をひとつに括っている。彼女は俺に気づきおはよと短く言って前にいた友人に飛びつく。青い風が吹き抜けた。
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