あなたへ

2/2
前へ
/2ページ
次へ
PS.  本当は夜のデートだけじゃなくて、もっと昼間のあなたの隣を、日差しを浴びて歩きたかった。  もっと2人で写真を撮りたかった。  あなたの運転する車の助手席で眠りたかった。  約束に遅刻しない日を、当たり前に思いたかった。  お酒もエナジードリンクも飲んで欲しくなかった。  電話をしながらゲームなんてして欲しくなかった。  ゲームしたり眠ったりしてしまうんじゃなくて、ちゃんと話を聞いて欲しかった。  甘えられるばっかりじゃなくて、もっと甘えたかった。  「疲れてた」なんて既読無視の言い訳は聞きたくなかった。  だけど、もう全て遅いのね。  さようなら。  大好きでした。 [完]
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!

25人が本棚に入れています
本棚に追加