おっさんの適当映画批評

映画大好きポンポさん

タイトルとキャラデザがミスリード過ぎる。一体何歳か分からないポンポさんという5頭身キャラの少女？ポンポさんが、ニャリウッドという異世界の映画の街で有名プロデューサーやってるという謎設定。口癖が 「ポンポさんが来たぞお」まあ、可愛いんだけどね。
ポンポさんは業界で伝説となっている名プロデューサーの爺さんに育てられて、子供の頃から映画ばっか見させられてきた。だから映画には食傷気味で９０分の短い映画しか評価しない。映画好きなんだか、嫌いなんだか。

主人公はその配下の暗い顔の青年ジーン君ですわ。ポンポさんから、寂しい青春を送ったアンタだからこそ、優れたモノを創造する力があると言い切る。ここらへんは、さすがにアリエンだろとツッコミ入れた。寂しい青春を送った人が皆クリエイターになれたら、世の中チョロすぎるってばよ。

ジーン君は引退していた大物俳優を主演にした映画の監督に大抜擢される。作品は色んなトラブルに見舞われながら、なんとかクランクアップする。でも、ジーン君は作品の出来に納得できずあるとんでもない提案をポンポさんにするのですが……

まあ見ておくんなはれ。めちゃくちゃ面白いし、感動する。テンポがいいし、ある意外な人物の活躍が物語の深みを与えています。今年見たアニメ映画では、脚本の内容がベストでした。竜とソバカスより良いかも。